手首と足首に湿疹、正体はアトピーだった
ふっくらむちむちとした体つきになり、かわいらしくなった生後3ヶ月のころから、右手首と左足首に赤いぶつぶつができるようになりました。
「肉付きがよくなって、手首や足首にくびれができたから汚れがたまってるのかな」と思い、お風呂のときに念入りに洗うようにしましたが、治ったりぶり返したりを繰り返していました。
ひどいときにはじゅくじゅくと汁がにじむくらいで、見ていて痛々しかったです。
9〜10ヶ月検診のときに小児科のお医者さんにも質問しましたが、そのときは夏場だったので「あせもかも」と言われておしまいでした。
あせもならば乾かせばよいのだろうか、と今まで続けていた保湿を一時的にやめてみましたが、逆に皮膚の状態は悪くなる一方。
1歳のお誕生日を過ぎても治る気配がなく、どうしたらよいのかわからなくなって皮膚科を受診しました。
そこで初めて「アトピー性皮膚炎」だったことがわかったのです。
決め手は保湿!皮膚のバリアー機能を高める
アトピー性皮膚炎とわかり、アドバイスされた内容はずばり「保湿をたっぷりすること」。
皮膚は乾燥するとダメージを受けやすいので、保湿で皮膚のバリアー機能を高めることで湿疹などのトラブルを防ぐことができるそうです。
しかも薄塗りではダメだそうで、少しベタベタするくらい塗るのがポイントとのことでした。
「野生の動物だって触るとベタッとしているでしょう。
あれは皮膚がダメージを受けないよう保護する役割なんですよ」と皮膚科の先生に言われて目からウロコでした。
今まで保湿していても薄く伸ばすだけだったのですが、赤ちゃんのお肌には全然足りていなかったんですね。
今は処方されたクリームを使って、お風呂上がりに全身しっかり保湿しています。
両腕・両脚・お腹と胸・背中・お尻・顔にそれぞれ人差し指の第一関節ぐらいの量を塗るようにしています。
クリームは柔らかくて伸びがよく、全身にささっと塗れるのでとても使いやすいです。
おかえりもちもちお肌、さよならひどい湿疹
病院でもらったクリームでの保湿を初めてから変わったなあと感じたのは、肌のふっくら感でした。
今までは触ってもさらさらとしていて「赤ちゃんの肌ってもっとしっとりしていると思っていたけど、こんなものかしら」と思っていました。
しかしアドバイスされたように保湿を続けていくうちに、指が吸い付くようなもっちり感が出てきたのです。
また、長いこと悩まされてきた右手首と左足首の湿疹が出にくくなってきました。
残念ながら全くできなくなったわけではないのですが、以前のようにじゅくじゅくと汁がにじむほどひどくはならず、少し赤くなる程度まで抑えられるようになりました。
皮膚が求める保湿量をキープすることで、本来あるべき健康な状態に近付いているのだと思います。
もっと早く皮膚科を受診して、アドバイスを受けるべきだったなあと後悔しています。